M-A-S MR2

kandmasa.exblog.jp ブログトップ

彼岸花

b0068613_0394024.jpg

小津監督作品の鑑賞2つ目!

タイトルの「彼岸花」という花は秋の彼岸の頃(ちょうど今頃)、真っ赤な炎のように咲く花で
昔は「その花を取ってくると家が火事になる」と叱ったりしたそうなんですが
実はその根っこにはリンコンという毒があり子供が間違って触らないようにという
親心がそこにあったそうです。

この作品もまさにその「親心」というものをテーマに娘と父親の姿を淡々と、
またとても温かく描かれています。

ストーリーは、
年頃の娘をもつ父、平山は娘の婚約相手を決めるため密かに事を進めていた。
そんな折、自分になんの話もなく娘が勝手に結婚相手を決めたと聞き
平山はその話に猛反対するのだが・・・

といった感じなのですが、自分で相手を見つけるなんていうのは
まぁ今の時代で考えるなら普通の事かもしれませんが
この当時にしてみればかなり大変なことだったのかもしれませんね

それにしても小津作品ってひとつ間違えば淡々としすぎてしまう可能性が
あるのにもかかわらず最後まで飽きずにみれるのはなんと言っても
小津監督らしい「さりげないユーモア」による部分が大きいでしょう!
今回、自分のお気に入りは父(佐分利信)の部下の近藤ちゃん。
平社員である近藤がとある理由でバーへ平山(会社の幹部)をつれて行くシーンでの
なんとも情けない姿が面白い!
さらに次の日もさらに追い討ちをかける監督さんのアイディアは最高でした^^

そしてこの作品、ラストシーンもまた巧い!
父親の乗った電車が徐々に遠くなるのを見ていろいろな感情が湧き上がり深く感動しました。

---まとめ---
全体的にゆるやかなテンポを保って展開されてゆきますが
秋日和ほどではないけど、至るところに小ネタも多く用意されているので
最後までだらけずに楽しめると思います。


Masaの勝手な評価:★★★★

Amazon 彼岸花
[PR]
by Kaworinlove55 | 2005-10-02 00:43 | 映画批評 は行
line

自分のブログっていつまで残るんだろう


by Kaworinlove55
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30