キッズ・リターン
前回の「HANA-BI」に続き北野映画の感想第2弾。
北野映画でこれが二番目に好きな作品です。
実際、こちらの作品の方が北野映画の1番に押す方も多いと思います。
「HANA-BI」に続きこちらもまた時々みたくなる事が
あって今日もまたレンタルしてきました。
やはりこの映画も「HANA-BI」同様、鑑賞後に「心に残る」映画の一つです。
出演は金子賢、安藤政信、森本レオや寺島進など
<ストーリー>
いつも学校で問題を起こしていたマサル(金子賢)とシンジ(安藤政信)。
そんなある日、カツアゲをした高校生の仲間にマサルはやられてしまう
そいつはボクサーでやがてマサルはボクシングジムに通い始め
やがてシンジもマサルにつられてボクシングを始める。
しかし後に始めたシンジの方が頭角を現して・・・
安藤政信もこの作品が初出演です。
ん~すごい若いです!!
あと寺島さんですが実際やってたんじゃないの?と
言いたくなるほどヤクザの演技は凄みがありますね^^;
最近は他の作品でも多忙な方ですね!
で、この作品ですが大人社会の汚い部分が包み隠すことなくリアルに
表現されていることにとても監督らしさが出ていて
ホントにリアルな映画が撮れる監督だなと改めて感心します!
それらの描写は美化しすぎな映画へのアンチ的な要素も含まれているのでは(^^)?
とも思いました。(自分もいかにも美化した映画は不得意です)
でもそれらをマサルとシンジの2人が経験した後での
ラストの言葉は2人の少しの成長と将来への希望を見事に表現した
言葉だと思いました。(ネタバレはしたくないので書きませんけどね)
これも名作です!!!
Masaの勝手な評価:★★★★★ GOOD!!
Amazonサイト キッズ・リターン
by Kaworinlove55
| 2005-05-05 13:17
| 映画批評 か行